Life is full of wonder

日々の徒然、独り言。

秋の身支度

まだまだ暑い時期だというのに、もう気持ちは秋物へと移っている。

最近はあまりお店にもネットショップにも近寄らないようにしているのだが、それでも情報が目に入ってくる。そうなるともう浮き足立ってしまう。

 

今年の秋は、純粋に自分のための服を買おう決めている。

 

これまでは、相手のためとか、その場にふさわしいとか、セールになってるとか、あるいは流行とか、憧れとか、理想の自分とか、最悪なことに見栄のためとか、何かしら自分のリアルな心身から離れたものを選ぶことが多かった。

 

しかし、今年になって体力気力がガタっと落ち込み、かなり服装に対する考え方を変えざるを得なくなったのだ。つまり、今の私が必要としているものという選択肢だ。

 

まず、ハイヒール。

プラットフォームで12センチのブランド品。こんなのもう無理。9センチのものだってかなり短時間にしたいほど。体力の衰えを予測して、2年前ぐらいから買うものは7センチヒールにしておいて良かった。それでいくつかハイヒールを処分した。代わりに歩きやすいフラットなサンダルやローヒールのブーツを揃えた。

 

そして、スカート丈。

ひざ丈命だったが、膝が見えることによって「私頑張ってます!」という雰囲気を自分が出しているような気がして、どうにも落ち着かず、全てミモレからロング丈のものに変えた。これはかなりの出費になったが、仕方ない。とてもお気に入りの数着は、着なくても手放すのが切なくてしまい込んだ。

 

すっきりとしたクローゼットのために、私にふさわしい新しい服を選んでいく。誰のためでもなく、また非日常の私のためではないもの。

 

まずはバッグだ。これ見よがしでない、でも革の上質さとデザインが存在感を放つショルダーバッグ。

 

そして、そのバッグを持った時に揃いで合わせたい腕時計。

 

深まる秋に馴染む、薄手ウールのモスグリーンのカーディガン。これは初秋にはボタンを閉じて一枚でさらっと着たい。もう少し肌寒くなったら、フランネルかカシミヤ混のシャツを買ってその上から羽織ろう。もっと寒くなったら、去年買ったカーキブラウンのレザーライダースをさらに着る。そんな着こなしを想像してワクワクする。

 

それから、ブラウン系の着こなしに馴染む、シックな細かいチェックのブラウンのスカート。テントラインというのか、すっきりした台形が今の気分にぴったりだ。ウール混で、初冬までは活躍しそう。これも何を合わせようか楽しみだ。

 

去年、冬物を多く揃えたので、今年は秋物を中心に購入した。これでほぼ終わりの予定。ただ、もし良いものがあればウールのマリンキャップが欲しいところ。

 

ああ、まだ秋風も吹いていないのに、秋の身支度を済ませてしまった。これでは秋になったら、冬物に目が行きそうで恐ろしい。